3rdアルバム「LOCAL MIXTAPE」

収録曲

1 君の嫌いなギターロック

2 LIVE NOT FOREVER

3 田舎の僕ら

4 MADOGIWA LUST BOY

5 Dreamer's FUNCLUB

6 さよならとカーテンコール

7 スローバラード

8 気まぐれな少女

9 Re:愛する人よ

10 タウンニュース

11 【おまけ】ヒラけ! クマヤキ

■配信先

youtube

spotify

 

■このアルバムについて

大学時代のあだ名で音楽をやっています宮田カンパニーです。

突然ですが、3枚目のアルバムです。

洋楽CDの日本盤についてくるアルバムレビューみたいのを読むのが好きで、そんな気分で読んでください。

今回のは、宅録ギターロックの最高傑作だと思うんです。

 

タイトルは「LOCAL MIXTAPE」です。どういう意味かと申しますと、LOCALは田舎。この場合、北海道の北見近辺をさします。MIXTAPEはこの場合、僕は、高校~大学の頃、自分の好きな色んなアーティストの推し曲を、ナイスな曲順で詰め込んだCDを作って友人に渡してました。僕くらいの世代の人はよくやってませんでした?それのことです。

田舎の青年がせっせと推し曲を詰め込んだアルバムってことです。つまり捨て曲無しなのです。いわば、俺なりのアジカンのソルファ、OASISの2ndなのです。

ギターで、ポップで、ロックで、少しセンチメンタルなのです。

 

制作期間としては、2018年の8月に曲が出来てから2020年の2月に最後の曲が出来たので、一応1年7ヶ月かかったということになります。一応、という前置きがつくのは、仕事と生活の合間を縫ってなんとかちょこちょこと作ってきたためです。宅録ならではなのでしょうか。

 

この間、どんな曲を作ればかっこよいのか?どんな曲調で、どんなリズムなら、自分の声を活かせるのか?どんな歌詞なら、人に響くのか?そんなことを行ったり来たり戻ってみたりしてずっと悩んでいました。んで、今回取り入れたのは、メロコアのツービートのリズムです。サビでドタドタドタってなる、あれです。04 limited sazabysを聴いて、おっ、これ俺もやってみたい!と単純に思ったんですね。

やってみて分かりましたが、自分の声はもっさいんですね。最近のバンドの人みんな声にキレがある。でも、どうしようもないから自分なりに頑張って歌ってみたのでした、悪くないと思います。

 

長くなりましたが、改めまして宅録ギターロックの最高傑作だと思っております。全10曲+おまけ1曲。あなたに聴いてもらえると嬉しいです。

曲解説

1 君の嫌いなギターロック

このアルバムの1曲目を飾るこの曲。サビのメロディーはずっと前からあって、でもパッとしなくて塩漬けになっていました。んで、ある時Aメロの歌詞がふらっと湧いてきて、そんときにフォーリミのmonolithって曲聴いたら、バチッときて、そのまま曲全体ができました。っていうことです。フォーリミの曲聴いて、低音とかすごい出てるんだろーなーとか思ってたんだけど、実は中音域がすごい抜けてて、ベースがバスドラより低い音域で鳴ってるということに、気づきました。そうしないと、バスドラがもっちゃりしちゃうんですね。なのでこの曲作る時は、中音域のギターを容赦なく削っていきました。

2 LIVE NOT FOREVER

これもキーとか違うけど、サビの原型がずっと前にあって、なんかはまんなくて置いてたんです。で、ある時ELLEGARDENを改めて聴いたらかっこよいなーって思って、そんときふぁーっと色んなパーツが降りてきて、一気に曲が固まりました。タイトル見て、OASISかよっ!ってツッコミを入れてください。やっぱり、永遠に生きられないだろ、ってでも最後は笑っておけるようにしたな、という気持ちが込められております。

3 田舎の僕ら

これはなんだろな、元々weezerのホワイトアルバム聴いててサイコーだなって思って、こんな感じの曲作れないかなーって思ってやってるうちに、どこからかフジファブリックとHINTOがやってきて、お前ならこっちのアレンジだろっ!って言われたような曲です。よく分からない説明だが。みんな都会に行ってるのに自分だけ田舎残ってうだうだしてんなーって気持ちをかいた曲です。センチメンタルな雰囲気なのにサビのリズムが軽快というところがポイントです。

4 MADOGIWA LUST BOY

タイトルはSUPERCARのあれのパクリですね。曲はSAKANAMONみたいなのできんかなーって思って作りました。けど、思うにキレが足りないね。やっぱり少しもっさい。でも、これはこれでよい。歌詞は、冴えない高校生が女の子を遠くから眺めてるだけっていう話です。

5 Dreamer's FUNCLUB

元々、下ネタの歌詞で作っていたのを、社会人応援ソングに歌詞を書き直してミックスし直した作品です。これもSAKANAMONっぽいのをイメージして作りました。とにかく爽やかで春らしい感じですよね、自分にもこんな歌詞がかけるんだなぁと感心してます。

6 さよならとカーテンコール

これは、なんかサカナクションっぽいきょくできんかなーと、ドラムパターンを先に決めてから、一人セッションスタイルで、演奏を先に弾いて後からメロディーをつけるという、私的に珍しいやり方で曲を作りました。Aメロのアコギとエレキのアルペジオの絡みが気持ち良いよね。あと、サビでギターとドラムがぐわーってなる感じがエモいな、と。歌詞は大学時代なつかしーなー、みんな元気かなーみたいな、追憶的なことを歌っております。

7 スローバラード

これは、ずーっと形にならなくて悩んでいた曲。theピーズのグライダーと日が暮れても彼女と歩いてたを聴いてたら、少し見えてきてやっと形になった曲です。歌詞は友人が残念な形で仕事を辞めてしまったときにできたので、怒りと悲しみとむなしさといった念がこもっています。

8 気まぐれな彼女

Helsinki lambda clubとandymoriを聴いてたら、浮かんだ曲です。このベースとドラムパターンは案外やったことないなと思ってやってみました。んで、案外やってなかったので、ギターの音とか、ドラムのノリとかが結構悩んで、実は何度もやり直しています。単純そうに聴こえるのに。からの最後にアルペジオの綺麗なフレーズで終わるのが我ながらセンチメンタルやな。

9 Re:愛する人よ

僕の中での今のところの最高の名曲。歌詞とメロディーがポンっと出てきてあっという間にできた曲。死ぬ前に今までのことを回想している爺さんのことを歌ってます。多分こんな気持ちだろ、って思って書いてます。お父さん世代はこんなん泣いちゃうやん、って感じ。サビのリズムパターンはサンボマスターやフォーリミが使っているやつです。万能だよね。ちなみにタイトルはアジカンと奥田民生の某曲のタイトルから引用しました。

10 タウンニュース

もともと女の子が歌う用に後輩と悩みながら作ってた曲を自分で歌い直したものです。となんか、素直によい曲だなぁ、って感じ。実はOASISのlylaをイメージしたアレンジなんどけど、そうでもない感じになった。ギターソロが簡単だけどカッコイイみたいなやつになっててお気に入りです。

11 【おまけ】ヒラけ!クマヤキ

おまけの1曲。ずっと前から、ヒラけ!クマヤキってタイトルで曲をつくろう!と考えていて。(クマヤキってのは北海道は津別の道の駅にあるたい焼き風のお菓子です。)

あるとき、歌詞がさっと降りてきて、メロディーが5分でできました。子供番組からオファーこないかな…。子供たちが喜んでモッシュサークルするのが目に浮かぶ…。